ビビり直し:縮毛矯正料金+¥5000まで(税込)
(範囲によります。特殊技術のため学割はありませんが、根元の縮毛矯正などと合わせ注文の場合はこれ以上は頂きません。また、ビビりの程度により、必ず直せるとお約束できるものではありません。事前のLINE相談も承ります。ご相談だけなら無料)
理由① 髪のダメージに対して薬剤が強すぎる
もっとも多い失敗がこれ。ダメージ毛や加齢毛に合わない薬剤を使えば即失敗!
ヘアカラーなどで傷んでしまった髪や、既に矯正歴のある毛先のダメージ部分に強い薬剤や昔ならではのアルカリ剤を塗ってしまうとアイロンの入れ方に関係なく髪が縮れます。特に昔ならではのpHの高い薬剤は要注意です。しかしノンアルカリ剤(スピエラやGMT)は習得が難しくて施術に時間も手間もかかるため「傷むけど簡単な昔の薬剤」に回帰する美容室が多く、専門店と名乗る店までその傾向が及んでいます。
理由② アイロン操作が手早すぎる
アイロンが短時間で済むサロンは「伸びない」か「傷む」かのどちらかです。
「薬剤の浸透が適度な状態で手早いアイロン操作」では伸びません。「薬剤が過剰に浸透している状態で手早いアイロン操作」では伸びますが極端に傷みます。いわゆる「まっすぐすぎる不自然なストレート」を生み出す原因になります。どのみち短時間で急いで施術すれば必ずしわ寄せが来るわけです。お客様の髪質に合わせて、部位ごとに細かく濃度や調合を変えなければ失敗します。薬剤を最適な状態に浸透させ、きっちりしたアイロン操作をすることが少ないダメージで美しいツヤツヤ毛を作る結果につながるのです。ある程度時間がかかる事はやむを得ないでしょう。
理由③ アイロンで引っ張りすぎ
腕に力を入れて髪を挟み、必死で引っ張る美容師は危険です。
試しに抜けた髪などを強く引っ張ってみてください。チリチリに縮れるはずです。薬剤に反応している髪はこの現象がさらに起こりやすくなっており、まして温度の高いアイロンで挟み、力強く引っ張ればビビり毛が発生する失敗確率はぐんと上がります。上手な美容師は力を入れて引っ張ったりはしません。
理由④ 加齢で髪が弱っている
太さに関係なく若い頃の頑丈さは失われているのです。同じ技法ではダメ。
30代後半あたりから、生え際の髪が特に弱くなります。白髪染めまで施されていると通常のアルカリ剤ではほとんど成功は望めず、安全なはずのスピエラやGMTでさえ濃度設計や施術を慎重に行わないとビビる可能性があります。こういった弱い髪やダメージヘアをキレイにに伸ばすのには、美容師にかなりの知識と実力が必要です。
理由⑤ 結局美容師次第で決まってしまう
わざとこの失敗する美容師なんてどこにもいません。知識不足が失敗を招くのです。
一見、縮毛矯正の技術自体はカットと比べると誰でもできそうなものに見えますが現実は真逆なのです。薬剤濃度の判断、乾かし方の判断、アイロンの入れ方、温度、何かひとつ合わないだけでも失敗するのが縮毛矯正です。しかもお客様全員が髪質が違うだけでなく、一人のお客様だけでも前髪と襟足は違う髪質であるように数種類の髪質が混在し、根元が健康で毛先が傷んでいるといった風に状態も複数種類です。それらすべてを計算して判断しなければ失敗に繋がり良い縮毛矯正はできません。