当時もパーマのかかり具合には随分と神経を使ったものです。下手な美容師ほどむやみなパーマをかけるため、ブローが大変。かといってパーマが弱すぎればブローするほどストレートになってしまうので、それでも難しいのです。
①ブロー前の状態
②ブロー後の状態
王道の聖子ちゃんカットを狙ったはずでも、中森明菜を狙ったはずでも、レイヤーとパーマの組み合わせ次第では八代亜紀になってしまったり、長さが違えば田村正和もありうるという昭和のレイヤーカットは、ワンレングスとは違って切る人のテイストが怖いくらいに出てしまいます。
僕はレイヤーカットも味方にしてきた美容師なので、今でもウルフとレイヤーはガンガン切っていますが、このようなレイヤーも流行ると楽しいだろうなと思っています。
ちなみに、今回予めご希望をお聞きしていたのですが、もう30年くらいは切っていないヘアスタイルなだけに、ウィッグでも練習しました。
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