それにしても今回の「美容室経営者がグルーポンを提訴」という話、やっぱりおこったか、という感じではあります。
13200円のメニューを2900円で発売したそうですが、消費者の皆さんもご理解いただきたいのが、クライアントが受け取るのは、この半分の「1450円」だけであるという事実。
「払ったクーポン代の半分はグルーポンに渡している」という事実がわかっていれば、まともなサービスを受けたり、商品を買える方が変であることくらい、少し考えればわかるはずなんです。
あなたが「安い!」と信じて飛びついたそのクーポン、そのうち半分は広告費。
僕なら、こんなサービス、話を聞こうとすら思いませんが、美容室の新規開業ともなると、いくら格安とはいえ絶対にお客様がご来店される広告にすがりたくなるのでしょうか。
これから美容業で独立する人たちにも、「馬鹿げた割引を理由にご来店された方が次回に正規料金で再来する確率は、宝くじと同じくらいに低いと考えるべきだ」と言いたいところですね。
クーポン以外に作戦が無いようなサロンなら、はじめから出店するな、とも言いたい。
現に甘い考えで独立し、つぶれるサロンが後を絶たなくなってきました。
ちょっとした小手先の作戦だけでは美容ビジネスでの長期にわたっての成功など無いでしょう。
これを機に美容業は、もっと正面からお客様に誠意を持って向かっていくべきではないでしょうか。
「何がうまい集客方法なのか」だとか「いい作戦はないか」という前に、
「良い技術と良いサービス」こそが、「一番うまい方法」だと気づくべきだ、と僕は思います。
どうやったら、まとまりの良いカットができるのか。
どうやったら、手入れがしやすく長持ちするパーマがかかるのか。
どうやったら、すごいクセ毛でも、美しく自然なストレートになるのか。
どうやったら、すごく気持ちの良いヘッドスパができるのか。
どうやったら、スタッフが全員上手になるのか。
うちは、その「正攻法」の努力ばかりを必死でやっているわけですが、口で言うのは簡単ながら、実際やってみるとかなり大変です。
経営者が目先の作戦に逃げたくなるのも、わからないわけではありません。
でも、「大変なことを成し遂げる」からこそ、「カンタンに真似されないものが出来上がる」とも思っています。
さて、この裁判の行方ですが、
司法というのは、外観上は「法的にただしい方を勝訴とする」様にみえて、実際は「国の方針や国民の利益に望ましい方に勝訴させ、現状の法律を使ってその判決理由を作っている」のが現実だと思います。
それをふまえて僕の判決予想
「原告の主張にある、クーポン購入者のうち20%は、実際のご来店も無く、収入になると見込んでいた、という部分に関しては被告の説明が不十分であり、その事が原告の誤信を引き起こす原因になったといえる。 よって被告にその支払いを命じる。なお、クーポンの発行枚数を直前に増やした事などに関しては、被告はあくまでも提案をしたにすぎず、原告自身による意思決定に他ならないし、そのリスクを理解していなかったとは言えないので、原告の主張を棄却、被告は原告に対し435000円の支払う」
としておきます。
これだと、一応形としては原告勝訴ですが、主張のごく一部が認められたに過ぎず、得られた賠償金で、弁護士費用できれいに無くなって終わり。
弁護士の収入のために戦っているようなもんになってしまいます。
それよりこのサロン、今後、ここからどうやって経営を立て直すのでしょう。
13200円のメニューを2900円で発売したそうですが、消費者の皆さんもご理解いただきたいのが、クライアントが受け取るのは、この半分の「1450円」だけであるという事実。
「払ったクーポン代の半分はグルーポンに渡している」という事実がわかっていれば、まともなサービスを受けたり、商品を買える方が変であることくらい、少し考えればわかるはずなんです。
あなたが「安い!」と信じて飛びついたそのクーポン、そのうち半分は広告費。
僕なら、こんなサービス、話を聞こうとすら思いませんが、美容室の新規開業ともなると、いくら格安とはいえ絶対にお客様がご来店される広告にすがりたくなるのでしょうか。
これから美容業で独立する人たちにも、「馬鹿げた割引を理由にご来店された方が次回に正規料金で再来する確率は、宝くじと同じくらいに低いと考えるべきだ」と言いたいところですね。
クーポン以外に作戦が無いようなサロンなら、はじめから出店するな、とも言いたい。
現に甘い考えで独立し、つぶれるサロンが後を絶たなくなってきました。
ちょっとした小手先の作戦だけでは美容ビジネスでの長期にわたっての成功など無いでしょう。
これを機に美容業は、もっと正面からお客様に誠意を持って向かっていくべきではないでしょうか。
「何がうまい集客方法なのか」だとか「いい作戦はないか」という前に、
「良い技術と良いサービス」こそが、「一番うまい方法」だと気づくべきだ、と僕は思います。
どうやったら、まとまりの良いカットができるのか。
どうやったら、手入れがしやすく長持ちするパーマがかかるのか。
どうやったら、すごいクセ毛でも、美しく自然なストレートになるのか。
どうやったら、すごく気持ちの良いヘッドスパができるのか。
どうやったら、スタッフが全員上手になるのか。
うちは、その「正攻法」の努力ばかりを必死でやっているわけですが、口で言うのは簡単ながら、実際やってみるとかなり大変です。
経営者が目先の作戦に逃げたくなるのも、わからないわけではありません。
でも、「大変なことを成し遂げる」からこそ、「カンタンに真似されないものが出来上がる」とも思っています。
さて、この裁判の行方ですが、
司法というのは、外観上は「法的にただしい方を勝訴とする」様にみえて、実際は「国の方針や国民の利益に望ましい方に勝訴させ、現状の法律を使ってその判決理由を作っている」のが現実だと思います。
それをふまえて僕の判決予想
「原告の主張にある、クーポン購入者のうち20%は、実際のご来店も無く、収入になると見込んでいた、という部分に関しては被告の説明が不十分であり、その事が原告の誤信を引き起こす原因になったといえる。 よって被告にその支払いを命じる。なお、クーポンの発行枚数を直前に増やした事などに関しては、被告はあくまでも提案をしたにすぎず、原告自身による意思決定に他ならないし、そのリスクを理解していなかったとは言えないので、原告の主張を棄却、被告は原告に対し435000円の支払う」
としておきます。
これだと、一応形としては原告勝訴ですが、主張のごく一部が認められたに過ぎず、得られた賠償金で、弁護士費用できれいに無くなって終わり。
弁護士の収入のために戦っているようなもんになってしまいます。
それよりこのサロン、今後、ここからどうやって経営を立て直すのでしょう。
コメントする