縮毛矯正で最も難易度が高いのが生え際です。特にヘアカラーをしているお客様の生え際となると他の部位とは違っていとも簡単にビビりになってしまうのです。
写真の方は元々「カットとカラー」でご来店だったのですが、最近の湿気のせいで生え際がどうにもまとまらない。
そこで、「生え際だけのノンアルカリ縮毛矯正」をお勧めしました。
実は施術の時に、「生え際のうぶ毛はビビりやすいですよ」というご説明はしなかったのです。
普段から縮毛矯正をされないお客様はそんなことはご存知ないことは分かっていたのですが、
キレイにする自信がありましたから。
もちろん、以前は悩んでいました。生え際の産毛だけは「ノンアルカリだからビビらない」という簡単な考え方では決して理想的な仕上がりにはなりません。
僕が悩む間にもお客様はどんどん加齢されていきます。加齢すればさらに難易度は上がります。
しかし僕はそういった難易度の高い技術ができる美容師でなければなりません。
使用する薬剤、濃度、放置時間、アイロンのかけかた、温度・・・
すべては研究の成果だと思います。
今ではそういった感覚が染みこんでいます。
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