ストロークカットを多い髪に・・・
梳きバサミでは絶対に実現できない、自然さ、柔らかさ、軽さを作り上げる技術です。
ワンパネル100回を目安にとても細かく深く・・・ お一人のお客様に10000回を超える開閉が必要な場合もあります。
ワンパネル100回を目安にとても細かく深く・・・ お一人のお客様に10000回を超える開閉が必要な場合もあります。
肘はブレない様、力を入れずに手首だけを振りその反動でハサミを開閉する。だから正確に細かいカットができるのです。
だから、梳きバサミではあり得ない自然な軽さが生み出せるのです。
最近の傾向として美容師の練習時間が減ってしまい、難しい切り方をマスターしている美容師がすっかり減りました。
こういったレベルのドライストロークカットはマスターするのに早くても2年かかります。
B2Cのスタッフは全員がレッスンします。
中には極める者もいます。
もちろん施術の所要時間も長めにがかかります。
しかし、髪の質感を操作するには最適な方法です。
指導者として感じるのが、「早くスタイリストになりたい」 それだけの若い美容師が多すぎます。
多くの美容師はスタイリストと呼ばれる事の為だけに努力し、スタイリストと呼ばれた時点で練習を止めてしまいます。
それは浅はかなプライドが原因なのかもしれません。
何かを見失っています。
技術の進歩はレッスンを止めた日から下がり始めます。
「極めたい」 そう考える美容師はごく一部です。
身に付けるのが大変な技術をわざわざ身に付けようとしない・・・
ただ、インスタントに上達しようとする。そしてズルい指導者もそれを支援する。
「1年でスタイリストになれます!」
しかしそれでは誰でもできる技術しか身に付きません。
そうやって大多数の美容師は技術競争力を失い、クーポン商法に走り、ホットペッパーに沈み、
結果お客様を裏切り、最後は惨めな終わりを遂げます。
簡単な努力で良い仕事なんてできません。
誰でもできる技術は、安売り以外に人気を集める手段がありません。
若い美容師たちに思うことです。
なぜ「ギリギリで合格」を目指すのでしょう。
なぜ「最低限の努力で済ませる」事がトクだと思うのでしょう、
なぜ「たった一つの職業」を必死にできないのでしょう。
僕だって美容師以外の事は、真剣にはやりません。僕は美容師なんです。美容師だけ一生懸命やっていれば、後は必至じゃなくても許されます。
だから、美容師の仕事くらいは、命がけでやるのが当たり前なんです。
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