若い髪であれば、力ずくの矯正でも見た目はキレイに伸びていた人でも、年齢を追うごとに「ビビり毛」が発生しやすくります。特に生え際の髪は強度が弱いのです。
今回はアラフィフのお客様ですが2回に1回はビビってしまうそうで、なかなか思う仕上がりになれない、諦める気にもなれないとのこと、beforeもビビっているとは言え、補修が効きそうでした。
オーダーは根元の縮毛矯正だったのですが、せっかくチャンスをいただきましたので、毛先のビビり直しもさせていただきました。
最近、大幅に技法を改良しました。自分なりに、新しい技法でのトライです。
体に直せる確信があるわけではありませんが、最低でも元より悪くしない自信はあります。
つまりは、最低でも元より見た目を良くするくらいはできますが、あわよくばこのくらいなら殆ど修正したい、という気持ちで施術しました。
この写真はbefore、afterともアイロンなどは一切入れず、ブローも無しなので、現実的な写真です。
昨年末、もう程に直せないビビり毛にも遭遇しましたが、それから眠れなくなった僕は、人毛のウィッグをわざとビビらせては直すの繰り返し、かなり研究をしなおしました。
一般的には縮毛矯正の失敗のビビり毛は直せないと言われています。
しかし僕は諦めきれず、髪を顕微鏡で見てどうなっているのか調べましたが、切れておらずつながっている以上、見た目くらいは真っすぐにできる可能性があるはずだと思い、色々な方法を試行錯誤しています。
「失敗直しの美容師」として、あてにされる美容師になりたい、それは僕の情熱でもあります。
B2C-TeamS
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